北海道地質遺産データベースとは

地表踏査技術の向上には、現場における観察力が必要です。地質調査技術の向上のためには、数多くの地質現象を観察し、記載するとともに、その原因・営力を解析する訓練が欠かせません。このためには数多くの現場を踏査し、観察する機会を設ける必要がありますが、個人的な努力では時間的・経済的に制約が存在したり、量的な限界が存在したりします。また、踏査中に貴重な露頭や地質現象を発見しても、地域開発や自然災害等の影響でそれらが破壊されたり、被覆されたりして、無くなってしまう場合も少なくありません。

このような貴重な地質現象や地形等を「北海道の地形・地質遺産」として、写真等の手段を用いて登録し、データベース化し、一般社団法人北海道地質調査業協会のHPで公開し、地質調査技術の向上をめざす若手協会員に提供することをめざします。この趣旨にふさわしい写真を募集します。

なお、掲載したボーリングコア写真の一部は、北海道応用地質研究会から写真データの提供を受け、一部修正のうえで使用しております。写真データの利用と提供をこころよく御承諾をいただいた北海道応用地質研究会に感謝いたします。

投稿方法について

投稿方法は、下記の「投稿方法」ファイルと「登録申込書」ファイルをダウンロードのうえ、地質遺産DBの趣旨と投稿方法をよく読んでいただき、申込書ファイルに必要事項を記入して、申し込んでください。

留萌振興局

泥岩(小平町)

泥岩の風化
a:割れ目に沿い風化
b:白線の割れ目を開いた状態、褐色の酸化鉄(褐鉄鉱)が付着する

撮影場所  小平町
登録番号 04009
情報分類 コア
検索キーワード 風化
地質時代 新第三紀

褐鉄鉱(limonite)

主にゲーサイトからなる微細粒~土状の鉄鉱物の集合体。鉄鉱物を含む岩石の地表面近くに風化産物として産出(地学事典:平凡社による)。

空知総合振興局

ホルンフェルス(南富良野町)

a:露頭
b:露頭部の上より掘削したボーリングコア、上の写真の縦方向の層理(割れ目)がボーリングコアでは横方向の波打った縞模様としてあらわれている。

撮影場所 南富良野町
登録番号 04001
情報分類 コア・露頭
検索キーワード 変成作用
地質時代 先第三紀

ホルンフェルス

代表的な接触変成岩。花崗岩などの高温の火成岩の貫入を受けた岩石(ここでは砂岩)が、熱的影響を受け、もともとの鉱物や砕屑物が改変され微細な結晶となった岩石(「北海道の石」による)。

ホルンフェルスは熱源となる花崗岩類の周辺に分布が限られている。源岩が砂岩の場合硬質で硬岩に、泥岩や頁岩の場合は片状となる場合が多い。黒雲母、紅柱石、藍青石など特徴的な鉱物を伴う場合がある。

砂岩(上砂川)

弱い層理を示す中粒砂岩中の風化区分例
a:強~中風化(写真の左側褐色部分は岩芯まで風化)
b:弱風化(割れ目に沿う風化)
c:未風化

撮影場所 上砂川
登録番号 04006
情報分類 コア
検索キーワード 風化
地質時代 古第三紀

層理

堆積過程中における堆積物質の変化または堆積条件の変化によって、堆積物内部に生じる成層構造(地学事典:平凡社による)。

蛇紋岩(深川市)

a:粘土化蛇紋岩
b:葉片状蛇紋岩
c:塊状蛇紋岩
d:ほぼ3状態が連続して採取されたコア
*写真右の数値は、岩石試験結果(5~12供試体の平均値)

撮影場所 深川市
登録番号 04007
情報分類 コア
検索キーワード 土木地質
地質時代 不明

蛇紋岩

蛇紋石を主成分とする岩石で、通常、多少の磁鉄鉱・クロム鉄鉱などを含む。肉眼で黒~暗緑色を呈し、炭酸塩の細かい網状脈を伴うことがある。かんらん岩が水と反応して生成され、約600゜C以下の温度条件で、Mgに富んだかんらん石や輝石が熱水による変質作用や広域変成作用により蛇紋石に変化してできる。北海道では、神居古潭変成帯にそって大小の岩体となり南北方向に帯状に分布している(地学事典:平凡社による)。

蛇紋岩の土木工学的区分

蛇紋岩は土木分野では、産状や物性値及び強度などから、粘土状、葉片状及び塊状に区分する場合が多い。とくに粘土化・葉片状蛇紋岩は地すべりや崩壊、掘削時の膨圧及び残土処理(不良土)などかかえる問題が多い。

粘土化した蛇紋岩(深川市)

a:粘土化蛇紋岩のコア状況;濃青部は主に蛇紋石、網状の明色部は滑石
b:粘土化蛇紋岩のコア状況;暗灰部は主に蛇紋石+緑泥石、脈状部は滑石

撮影場所 深川市
登録番号 04008
情報分類 コア
検索キーワード  粘土化
地質時代 不明

滑石

超苦鉄質岩の熱水変質作用や変成作用で形成される。葉片状蛇紋岩に伴ってくることが多い。滑石は、名称通りすべすべした指感で軟らかく(硬度1)内部摩擦角を低下させすべりや崩落原因となる。材料として多方面で利用されているが土木分野では要注意鉱物である。

緑色片岩風化(深川市)

a:主に角閃石と斜長石からなり少量の緑泥石を伴い片理の発達する緑色片岩
b:風化緑色片岩、有色鉱物の卓越部ほど風化が進行している。

撮影場所 深川市
登録番号 04010
情報分類 コア
検索キーワード 風化
地質時代 先第三紀

砂岩(幌加内町)

砂岩の様々な産状
a 風化の程度
a-1:強風化(岩芯まで)
a-2:風化(割れ目沿い)
a-3:弱風化
b 割れ目状況
b-1:鉛直方向
b-2:脈に平行
b-3:ランダムな割れ目
c 地すべり中
c-1:地すべりブロック中
c-2:すべり面
c-3:破砕後再固結(割れ目膠結)

撮影場所 幌加内町
登録番号 04013
情報分類 コア
検索キーワード 割れ目
地質時代 白亜紀

緑色片岩 (深川市)

a:主に角閃石と斜長石からなり少量の緑泥石を伴い片理の発達する、片理に沿い細かく割れる
b:主に緑泥石からなり片理不明瞭、粘土化著しく軟質

撮影場所 深川市
登録番号 04014
情報分類 コア
検索キーワード 結晶片岩
地質時代 先第三紀

片理(schistosity)

片状構造とも、柱状・針状または板状・鱗片状の結晶が一定方向に配列して生ずる線状または面状の構造。片理は結晶片岩を特徴づける構造で、雲母・緑泥石・滑石などの板状結晶の配列、または、角閃石・緑れん石などの柱状結晶の面状配列によってできる(地学事典:平凡社による)。

砂岩(幌加内町)

細~中粒砂岩コアの割れ目状態(JACIC判定基準)
a:割れ目として認識できず⇒d
b:右側は割れ目として認識できず⇒d、左側は⇒cないしb
c:右側は⇒b、左側は⇒c
d:割れ目沿いに風化⇒b
e:割れ目沿い、割れ目にも風化が認められず⇒a

撮影場所 幌加内町
登録番号 04017
情報分類 コア
検索キーワード 風化
地質時代 白亜紀(上部蝦夷層群)

砂岩泥岩互層(芦別市)

a:砂岩泥岩互層の露頭 砂岩層は硬質、泥岩層は割れ目多くスレーキングにより細 片化が顕著。
b,c:泥岩部分のコア状況
d,e:砂岩部分のコア状況

撮影場所 芦別市
登録番号 04018
情報分類 コア・露頭
検索キーワード 堆積構造
地質時代 白亜紀

凝灰岩~細粒砂岩(深川市多度志)

シルト質凝灰岩と細粒砂岩
写真右の数値は、N値(N)と圧縮強度(qu)
a,b,c:シルト質凝灰岩
d: 漸移部分(白線を境に)
e,f:細粒砂岩

撮影場所 深川市多度志
登録番号 04019
情報分類 コア
検索キーワード 圧縮強度
地質時代 新第三紀

砂岩(砂川市)

a:中粒砂岩中の弱い層理、左上から右下へ
b:細粒砂岩中の層理、右上から左下へ、黒色の筋状部は泥質

撮影場所 砂川市
登録番号 04020
情報分類 コア
検索キーワード 堆積構造
地質時代 古第三紀

層理

堆積過程中における堆積物質の変化または堆積条件の変化によって、堆積物内部に生ずる成層構造(地学事典:平凡社による)。

泥岩(砂岩を挟在)(幌加内町朱鞠内)

a:露頭写真、層理の発達した泥岩。スレーキングが顕著。
b:割れ目に沿う風化
c:粘土化を伴う破砕(カッターが容易に刺さる)
d:割れ目にそった破砕(細片状)
e:良好部

撮影場所 幌加内町朱鞠内
登録番号 04021
情報分類 コア
検索キーワード スレーキング
地質時代 新第三紀

スレーキング

自然状態のままでは固結力をもつ岩石であっても、地下水位の変化や掘削による応力解放と吸水膨張及び風化などにより岩石の固結力が低下することがある。軟らかく粘土分の多い岩石では環境変化による乾燥・湿潤の繰り返しにより急激に固結力を失い組織が破壊される現象である(岩の調査と試験:地盤工学会による)。

石狩振興局

珪化岩(札幌市中央区)

珪化作用により珪質となった安山岩。ハンマーの打撃で金属音、火花が飛ぶほど硬質。写真に見られる割れ目模様も完全に密着している。

撮影場所 札幌市中央区
登録番号 04002
情報分類 コア
検索キーワード 変質
地質時代 新第三紀

珪化作用

熱水溶液との反応で岩石のSiO2が増加する変質作用。酸性の条件ではSiO2とTiO2以外の成分が岩石から溶脱され、残留シリカからなる多孔質珪化岩、重複しての沈殿が起こると緻密な珪化岩になる。珪化岩は微粒の石英集合体かならる。浅熱水金鉱床を特徴づける変質作用(地学事典:平凡社による)。

火山砕屑岩(浜益村)

凝灰角礫岩の産状、白色部分は軽石でその他の礫は安山岩質。bの方が軽石の粒径が大きく含む量も多い。

撮影場所 浜益村
登録番号 04005
情報分類 コア
検索キーワード 軽石礫
地質時代 新第三紀

札幌軟石(札幌市南区石山)

札幌軟石

撮影場所 札幌市南区石山
登録番号 04005
情報分類 露頭
検索キーワード 土木地質
地質時代 第四紀

約4万年前に噴火した支笏火砕流堆積物である。火砕流堆積物は、噴火以前の低地や谷に厚く分布している。豊平川の藤野地区より東側に分布する。支笏湖から見て藤野スキー場などの山陰にあたる簾舞方面より上流には見られない。石山地区では下部が溶結し硬く、上部は軟質な火山灰になっている。溶結部は札幌軟石と呼ばれる。明治時代から石山の採石場で切り出し道内各地に運ばれ、外壁や石垣に利用されていた。採石場跡地は近年、石山緑地として公園化され、軟石でできた野外舞台では、音楽、能などの催しが開かれている。上部の火山灰部は軟質で、崩れ易く崖上に残っていた樹木と表土が十勝沖地震時に崩落している。

硬石山(札幌市南区石山)

硬石山

撮影場所  札幌市南区石山
登録番号 04006
情報分類 露頭
検索キーワード 土木地質
地質時代 新第三紀鮮新世~第四紀

デイサイトの貫入岩。柱状節理が発達する。数百万年前に地層中にマグマが貫入しできたと考えられている。 札幌軟石の分布する石山と豊平川の対岸(北側)にあたる。明治時代以降、豊平川を渡る橋が無かった頃は、崖下に馬車道があり白川方面と行き来していた。当時作られた路肩を守るための石積擁壁が見られる。現在は急崖からの崩壊土砂で埋まり通行止めになっている。 硬石山は札幌有数の採石場であり、砕石は、コンクリートの骨材、道路の敷石などに使用されている。 岩盤の表面は赤茶けているが、割って新鮮な部分を出すと青灰色を示している。

藻南公園・ハイアロクラスタイト(西野層)(札幌市南区川沿)

藻南公園・ハイアロクラスタイト(西野層)

撮影場所 札幌市南区川沿
登録番号 04007
情報分類 露頭
検索キーワード 土木地質
地質時代 新第三紀中新世~鮮新世

650~300万年前に堆積した西野層の一部で、火山噴火で作られたハイアロクラスタイトである。大小の角ばった安山岩の礫が沢山含まれている。この地層は、北方9kmにあたる札幌駅付近では扇状地堆積物などに覆われ深度500m以深に分布している。4万年前に支笏火砕流が流れた時は、地表に小山を作っていたため、支笏火砕流は藻南橋横の野球場付近にアバット(接触)している。

後志総合振興局

柱状節理の発達した天狗山溶岩(小樽市)

撮影日 16年8月
撮影場所 小樽市
登録番号 04022
情報分類 露頭
検索キーワード 火山地質
地質時代 新第三紀上部中新世~鮮新世

小樽天狗山の山頂を構成しており、柱状節理の発達が著しい溶岩を山頂に載せている様子を見ることが出来る。岩種は、輝石安山岩から構成されている。小樽市桂岡から山頂までのハイキングコースが整備されており、山頂から石狩湾の全景を眺めることが出来る。

檜山振興局

安山岩自破砕溶岩(上ノ国町)

安山岩自破砕溶岩のボーリングコア。破砕部は密着し、充填物は同質の安山岩細片と変質した緑泥石。

撮影場所 上ノ国町
登録番号 04003
情報分類 コア
検索キーワード 自破砕
地質時代 新第三紀

自破砕溶岩

溶岩の一部が固結した後も他の部分が流動するために、固結部が破砕された溶岩。厚い溶岩流の内部や火道から押し出される溶岩にみられる。一種の火山角礫岩とみなしてもよいが、破片の全部が同質の岩石からなり普通の火砕岩とは異なる。水中に噴出した溶岩にみられる(地学事典:平凡社による)。

花崗閃緑岩(奥尻町)

b:風化の影響を受けていない。灰色部分は斜長石や石英と少量のカリ長石で構成されている。暗緑部分は角閃石。上の写真は風化部で長石は絹雲母などの粘土鉱物に、角閃石は緑泥石に変質している。

撮影場所 奥尻町
登録番号 04004
情報分類 コア
検索キーワード 風化
地質時代 白亜紀?

花崗閃緑岩

斜長石と有色鉱物とを主成分とする完晶質粗粒の中性深成岩。有色鉱物のなかでは角閃石が特徴で、色指数は10~40くらい。北海道では西南部で多く見られる(「北海道の石」による)。

まさ

花崗岩類が風化し、その場所に残留している残積土、およびこれに由来する崖錐堆積物などの崩積土。風化の程度によりまだ岩石に近いものからシルト・粘土を含む粗砂状のものまである。土木的には土砂あつかいとなる(地学事典:平凡社による)。

胆振総合振興局

トキサタマップ湿原(苫小牧市)

トキサタマップ湿原西側を望む

撮影日 平成13年4月
撮影場所 苫小牧市
登録番号 07001
情報分類 地形
検索キーワード 台地・沖積低地
地質時代 第四紀

石狩-苫小牧低地帯南部、ラムサール登録湿地の一つであるウトナイ湖の西側に位置する面積約80haの湿原。苫小牧市の自然環境保全地区に指定されている。ヨシを主体とした低層湿原で、様々な鳥類や水生植物の生息、湿原植物の群生が見られる。乾燥化の防止や水位に季節変動を与えるための湿原保全対策がとられている。

段丘堆積物中の珪化木(登別市)

写真1:全景

写真2:珪化、固結部分。白っぽい斑点が珪化木(青→)

写真3:珪化木の拡大写真

写真4:走査電子顕微鏡写真。板目面(2000倍)、交互状に配列する道管相互壁孔。

撮影日 平成12年3月
撮影場所 登別市
登録番号 04003
情報分類 露頭
検索キーワード 化石
地質時代 第四紀

登別温泉街の約1km下流のクスリサンベツ川沿いの露頭。現河床から数mの比高を持つ沖積段丘の段丘崖。上部に固結した部分があり、オーバーハングを形成している。オーバーハングの下部では、湧水が氷柱を形成している(写真1)。堆積物は主に砂礫であるが、部分的に珪化によって固結し、上記のオーバーハングを形成している。固結が進んだ部分には、直径数cm程度の多量の珪化木が含まれる(写真2,3)。走査電子顕微鏡による写真3の珪化木の断面の観察結果では、「カバノキ」属であると判断されたが樹種の同定までは困難であった(写真4)。

宗谷総合振興局

凝灰岩(礼文町)

a:軟質な凝灰岩の露頭
b:露頭のボーリング位置で採取されたコア
c:コアの接写写真

撮影場所  礼文町
登録番号 04012
情報分類 コア
検索キーワード 軟岩
地質時代 新第三紀

凝灰角礫岩(礼文町)

凝灰角礫岩のコア
a:礫径大、礫(安山岩)と基質部の境界で破断
b:礫径小、多様な礫を含む

撮影場所 礼文町
登録番号 04015
情報分類 コア
検索キーワード
地質時代 新第三紀

玄武岩(利尻富士町)

玄武岩の特徴が良くみられるボーリングコア。ランダムな方向に向いた短冊状の斜長石(白色)と隙間のガラス質物質(暗灰)で構成された発泡の良い玄武岩。c⇒b⇒a の順に発泡度が大きくなっている。この発泡度の違いは、岩の単位体積重量やP波速度に微妙な影響を与える。

撮影場所 利尻富士町
登録番号 04016
情報分類 コア
検索キーワード 発泡
地質時代 第三紀

玄武岩

いろいろな方向に向いた短冊状の斜長石と隙間をガラスや微晶質物質でみたされた組織をもつ、黒色~灰色の火山岩。班晶は斜長石と輝石(カンラン石を伴う場合も多い。

発泡による丸い空隙。みかけ上細粒砂岩と区別がつかないこともある(要ルーペによる観察)。

灰質砂岩中の安山岩の貫入(礼文町)

凝灰質砂岩中に安山岩貫入露頭全景、2005/8/3

接触部分、2005/8/3

撮影日 平成17年8月
撮影場所 礼文町
登録番号 07002
情報分類 露頭
検索キーワード 堆積構造
地質時代 新第三紀

礼文島南部東側の日本海に面する露頭。新第三紀中新世の緑灰色凝灰質砂岩とそれに貫入する安山岩。安山岩の本体部分は比較的塊状だが、接触部付近では亀裂が多く急冷された様子がうかがえる。凝灰質砂岩は全体に緑灰色を呈しているが、接触部付近は貫入時の熱の影響で白っぽく、またやや硬質になっている。

桃岩全景(礼文町)

写真1:西側(海側)からの桃岩全景、2006/10/10

写真2:東側(写真1の反対側)からの桃岩全景、2006/7/5

撮影日 平成18年10月
撮影場所  礼文町
登録番号 07004
情報分類 地形
検索キーワード 山地地形
地質時代 新第三紀

礼文島南部東側に位置し、比高約200m、直径200~300mの釣鐘型を呈する奇観。構成地質は輝石ひん岩岩株。多数の柱状および板状節理が発達し、玉ねぎを思わせる皮状の剥離しやすい壁面を構成する。上部は緩斜面となっており、頂上付近にある凸状部が桃の形状を連想させる(写真1)。ただし反対側から望むと(写真2)凸状部が目立たないため、必ずしも桃のようには見えない。

オホーツク総合振興局

含礫砂岩(留辺蘂町)

下含礫砂岩のコア:砂基質(灰色)中に泥(黒)が散在する。礫は不定形で一部引き延ばされた形や変形した形を示すものが多い。

撮影場所  留辺蘂町
登録番号 04011
情報分類 コア
検索キーワード 堆積構造
地質時代 白亜紀?

泥クラスト礫岩(Mud-clast conglomerate)

礫は粗粒タービタイト中の“はぎ取り泥クラスト(rip-up clasts)”として形成される。礫の変形はデブリフロー堆積物(フロー定着~圧密過程での変形)の未固結時変形構造。付加体に特徴的で日高層群でよく認められている現象である。(北海道大学理学研究科川村信人助教授による)

渡島総合振興局

現在、登録されたデータはございません。

上川総合振興局

現在、登録されたデータはございません。

根室振興局

現在、登録されたデータはございません。

釧路総合振興局

現在、登録されたデータはございません。

十勝総合振興局

現在、登録されたデータはございません。

日高振興局

現在、登録されたデータはございません。